2015年5月12日火曜日

フェネライの季節に考えるブルキナの家族のかたち。

こんにちは。

最近は毎週末、村のいたるところでフェネライが行われ、いろんなところからお招きをうけます。

先週末も、知人に誘われフェネライに参加?してきました。

何をするのも大きな木の下で。




ちなみにフェネライというのは、木の下でのんびりご飯を食べるということを意味しているわけではありません。ピクニックでもありません。

フェネライというのは、フランス語(funérailles)で、葬儀という意味。でもお葬式ではなくて、亡くなった方の宗教によって、何日後、何か月後、何年後、みたいな感じで開かれるらしいです。

キリスト教の場合は、4日後と、1年後に開かれるとのこと。その他、イスラム教やアニミズム(土着信仰)によって少しづつ違うそう。正式にはイスラム教徒はフェネライではなくて、本当は別の呼び方があるそうだけど、ブルキナベはそれもフェネライと呼ぶ。このへんがゆるいブルキナベ。

日本でいう一回忌とかそんな感じです。親戚や近所の人が一同に集まって、200人以上が木の下に。いくつかに分かれたグループ?家系?ごとに、ご飯をつくってきて食べます。

全く暗い感じはなく、ドロと呼ばれる地酒を飲んで、ご飯を食べて、雑談して、ワイワイします。


お母さんが10人?ブルキナの家族のかたち

ブルキナでは家族や親戚というくくりがすごく大きいです。今回のフェネライでも一人の人に「私のお母さん」と紹介された人が10人くらいいて、「どの人が本当のお母さん?」と聞いたら、「それは難しい質問ね。」と言われ、結局誰が本当のお母さんか分からずにいました。お母さんがおおければ、お兄さんや妹、従妹はもっともっとたくさんいて、それこそ、村のほとんどの人が親戚なんじゃないかという感じです。

まだ、ブルキナベの「家族」という全貌がつかめていません。いつかもう少し詳しく知ってお伝えしたいと思います。

でも、こうやって、たくさんのお母さんや、お父さんや、弟や妹がいるというのは、ブルキナの素敵なところだなぁーと思います。大抵の家には、日本で行う直系の弟や妹以外の誰か?が一緒に暮らしていたりしていて、例えば大学に行くことになったけど、遠くて通えないから遠い親戚の家に住ませわせてもらう。みたいなことは頻繁にあって、親戚同士、誰かが困ってたら助けるのが当たり前という感じです。日本だったら、ここまでの関係なかなかないですよね。

よく言われる、日本から失われつつあると言われる親戚や近所との「絆」がここにはあります。(嫌というほど)


えだまめ。

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