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2014年11月1日土曜日

ブルキナファソでクーデーター、緊急事態宣言と夜間外出禁止令

昨日、ブルキナファソではクーデーターが行われ、大統領は退陣に追い込まれました。

私自身は首都から40キロ離れた小さな村に住んでいるので、村はいつもと変わらない日常が
続いており、まったくもって現実感がなく、平穏に暮らしています。
とはいえ、JICAから自宅待機の指示が出ており、外出することができず、いつもより暇です。

ことの発端は、ブレーズ・コンパオレ大統領の再出馬を可能にする憲法改正案の国会審議。
それに強く反発した国民による大規模デモが28日に行われました。参加者約100万人と言われています。

28日のデモの様子
国民の反対デモを受けながらも、強行で憲法改正の国会審議を行おうとしたところ、デモが激化。
首都ワガドゥグでは国会議事堂が放火され、野党支持者が与党関係者の自宅や商店などを襲撃。
昨日、軍が寝返り反政府側につき、大統領が退陣に追い込まれました。

まだ続ける?27年目の大統領

というのも、ブルキナファソの大統領ブレーズ・コンパオレは何と27年もの間、大統領で居続けています。
日本でコロコロ変わる首相と比べると、とんでもない長さですね。
これだけ続けていると、「そろそろ辞めてくれ」と誰でも言いたくなります。
本来であれば、ブルキナの憲法上、大統領を3期以上続けることはできないことになっているものを憲法改正してまで再出馬しようとしていたのです。
もちろんそれ以外にも、前大統領トーマスサンカラやジャーナリストの暗殺、汚職問題など、悪い噂も絶えません。

とはいえブレスコンパオレは長くブルキナファソの平和を守ってきたのも事実です。
政情不安定な西アフリカで周辺国は内戦を繰り返す中、ブルキナファソは各国の中立にたち、和平に協力してきました。
そういった意味では、ブレスコンパオレはきっと評価されるべき人なのでないかと、私は思っています。
また、日本で5年に1回開かれているアフリカ開発会議(TICAD)に全5回とも出席していた親日の大統領でもあります。
ブレーズ・コンパオレ暗殺計画の噂も聞くなかで、どうか安全にことが進むことを願います。

1枚の写真が伝える先入観

そんなことがあったので、一時退避の可能性を考え、荷造りを始めた方がいいのかなんて考え、日本でもこのことが放送され皆が心配してるんじゃないか・・・

と思いましたが、びっくりするほど、日本ではニュースになっていない・・・・。
アフリカの日本人が名もしらない国のクーデーターはこんなものなのかと驚きました。
そして見つけた1枚の写真。
わずかにニュースになる写真がこんな写真。これをみて皆さんは何を思いますか?



こんな写真を使えば目を引くし、大変なことが起こっている感じは伝わるかもしれないけど、日本人が何となくアフリカの人たちに持っている先入観、怖い・野蛮・貧しいとかいったものが植えつけられていくんだろうなと少し悲しく感じました。
だってこの写真の人々、私の知っているブルキナベたちとはかけ離れている。


現在は、ワガドゥグ国際空港も全面閉鎖。ワガ市内の商店や幹線道路は封鎖され、夜間外出禁止令が出ています。

大統領は憲法改正は撤回したが、任期満了まであと1年大統領を続けると言いだし、またそれに反対するデモが開かれるとのこと。

一時帰国というほどの、大事にはならないと勝手に予想していますが、
ブルキナファソの人々にとって一番いい方向に進み、平和裏にことが進むことを願っています。


よく笑いよく踊りよく歌うブルキナベ!

私のまわりのブルキナベは基本穏やか・そして陽気!お茶目!結婚式のご飯の準備。

追記:先ほどブレーズ・コンパオレが正式に退陣となり、軍による暫定政権が樹立しました。
12か月の暫定政府設置後、民主的に大統領を選出するそうです。

27年の独裁政権?が終了し、私のまわりの村の人は皆喜んでいます。
ブルキナファソの人々にとっては教科書にのるような歴史的瞬間なんだと思います。
その人々の期待に応え、新しい政権では、どうかブルキナファソの国民が幸せに生活できる国になりますように。

2014年8月15日金曜日

ブルキナファソという国

イーベヨーゴ!(モレ語でおはようの意味。)

今日は、改めてブルキナファソの紹介をしたいと思います。

ブルキナファソは西アフリカに位置する共和制国家。まわりをマリ、ニジェール、ベナン、トーゴ、ガーナ、コートジボワールといった国に囲まれています。内陸国なので海はありません。面積は274,200平方キロメートル(日本の70%くらい)で、人口1750万人(日本10分の一)が住んでいます。


フランス語も現地語も

1960年にフランスから独立しました。なので、公用語はフランス語で小学校から授業ではフランス語が使われます。とはいえ、村の多くの人は、国内に65あると言われている民族それぞれの現地語を話します。
多民族国家ならではで、フランス語も、英語も、モレ語も、ドゥラ語も話せる!というバイルンガル?もたくさんいます。

日本の生徒より積極的に発言します。


ゆるーい宗教観

宗教は伝統的宗教57%、イスラム教31%、キリスト教12%です。
宗教は結構ゆるい感じで、旦那さんがイスラム教で、奥さんがキリスト教、子どもはそれぞれ好きな宗教を選んでることもよくあります。引っ越したらキリスト教が多かったから、キリスト教になったとか、イスラム教徒なのに、お酒は飲むし、ラマダン(断食)しないし、お祈りもしない、なんていゆう人もたくさんいます。キリスト教徒のお祭りにイスラム教徒が招待されることも普通です。
このゆるーい感じは、宗教にあまり馴染みのない日本人にとっても居心地がいいものです。

村の教会。お祭りの日に取った写真。

国民の90%は農業

粟(あわ)、トウモロコシ、綿花などが主な生産物です。
今は雨季なので学校も休みです。このシーズンブルキナベ達は家族総出で畑に出かけ、朝から晩まで働いています。

家のまわりが雨季になると畑になります。使えるとこはどこでも使っている感じ。

世界で8番目に貧しい国

他のアフリカ諸国のように鉱物等の資源にも恵まれないうえに基幹産業である農業の生産性も低いため、一人当たりGDPは550ドル、国連機関ひとつ、UNDPのの出している人間開発指数でいうと全世界188カ国中181番目となっています。(人間開発指数とは、その国の国民の生活状況を示す数値です。)簡単に言うと世界で8番目に貧しい国です。
GDPから単純計算すると平均的なブルキナベは月約4000円で生活していることになります。

私の住む村、カルクルゲン!

識字率は下から4番目

識字率というのは、文字を読んだり書いたりして理解できる人たちの割合ですが、ブルキナファソは世界でも下から4番目28.7%です。つまり、文字を読んだり書いたりできるのは、3人に1人もいない計算になります。



こうやって、概要を書いてしまうと、ブルキナファソは貧しくて大変な国なんだ、と思われるかもしれません。もちろんそれも事実です。日本より大変なことがたくさんあります。

でも「貧しいから不幸せなのか?」と言われたら。絶対にそうではありません。

何というか、ブルキナファソはすごく素敵な国です。
色でいうとだいだい色(オレンジではない)。
人が温かくて、穏やかで、愉快で、のんびりしていて、おちゃめで、笑いの沸点が低く、治安もいいです。日本も大好きですが、ブルキナファソだったら、永住だってできそうなくらいです。

言葉で表すとなんだか違ってきてしますが、このブログを通して、少しづつ、お伝えしていきます!

それでは、ニンダーレ!(モレ語でまた次回の意味)