ボンソワール!
前回のブログで書いたように、現在学校をまわりながら衛生啓発を行っています。
その中の一つの小学校にはトイレがなんと数年前からありません。
昔に建てられたトイレはあるのですが、床が抜けてしまっていて、使える状態ではありません。壊れたまま放置されています。こんな感じです。
そんなわけで、小学校にトイレを建てようと先生に提案。
「協力隊を育てる会」が行っている、「小さなハートプロジェクト」という制度を使って、トイレ建設への費用を申請してみることに。
実は最初、全ての費用をこの制度で賄うつもりでした。しかし、ボランティア調整員から「学校や保護者の協力はないの?江田さんがトイレを建てたいだけで、本当は、必要とされていないんじゃないの?」とのツッコミが。
そこで、校長や保護者会と話し合った結果、トイレ建設の10分の一にあたる額を保護者から集めることに。生徒1人につき200フラン(約40円)を徴収することになりました。
自分たちがお金を出すとなると、少しでも安くトイレを建てたいという気持ちになるようで、経費削減するために、たくさんのアイデアが。
トイレの床は壊れているが、ドアは壊れていないので、新しく買わずに少し修理すれば使えること。
トイレ建設に必要な水は生徒や保護者が中心となって汲むので、費用が発生しないこと。
見積もりが高いので、もう一度その業者と相談しようということ。
もし、全ての費用を払っていたら、絶対に出てこなかったと思われるアイディア。よく、支援には住民の参加や協力が必要だと本などに書いてあって、そうそう、と思っていたけど、実際に自分が体験してみると、なるほど!とその良さが分かりました。
こうやって支援を受け取る人が、少しの費用を負担するということで、本当にその人たちは支援が必要なのか、見極めることができます。また、自分たちの払うお金もなるべく少なくしようと、色々な知恵が出てきます。そして、その支援された物に対して自分たちのものだという意識が生まれます。
まだまだ、話し合いは続きます。
うまくいきますように。
エダマメ。
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