2015年5月4日月曜日

1月初旬。フランスのNGOが行うイベンントで衛生啓発をしました。

こんにちは。1月初旬の話です。

私の住むサポネ市に、いわゆる外国人は私一人です。
(正式にはコートジとか近隣諸国の国籍の人はいるはず。)

ただ、サポネ市内にはいくつかのアソシアション(小さなNGO)があって、他の国からの支援を受けていたりするので、たまに出張やバカンスで来ているフランス人やアメリカ人を見かけます。

私の家の近くにも、子どもたちの情操教育に力を入れているフランスのアソシアションがあり、ちょうどイベントをやるということだったので、私も仲間に入れてもらい、子どもたちへの衛生啓発を行いました。

今回のイベントは、学校のない木曜日に開催され、誰でも無料で参加できるというもの。
近くの小学校で告知され、それを聞いた子どもたちは、すごい勢いで集まってきます。


まずは受け付け。ブルキナで列に並ばせるのは一苦労。
手に色を塗ってもらいチーム分け。


受付をした子どもたちは、順番に、各ブースを回ります。私の担当は衛生啓発、手洗いの授業。
「何で手を洗わなきゃいけないの?」「いつ手を洗うの?」「どんな病気になるの?」といったことをクイズ形式で子どもたちと話した後、ヨウ素液反応を使って手洗い実験をしました。





他のブースではお絵かきしたり、バレーボールをやったり、こっちでポピュラーはスポーツ、ペタングをやったり。


色鉛筆を使って絵を描くことなんて滅多にない子どもたち。夢中。
もちろん、無料で誰でも参加できるこのイベント、一筋縄ではいきません。受付が終わっても、どんどん増える子どもたち。多分、この日はカルクルゲン村のほとんどの子どもたちがここにいたのではと思われる。1000人くらいいたんじゃないかな。

人数が増えすぎ、物が足りなくなったり、指示がいきわたらなくなったりして、なかなかうまくいきません。とはいえ、ブルキナなので、予想通り。皆、ないならないなりに、楽しそうでした。

大変そうだったのは、子どもより大人。フランス人のブルキナベも大声で怒ったり褒めたり遊んだりしながら、クタクタになっていました。(私も)

私のブースでも、手洗い用に用意していた水を、目を離したすきに子どもたちに全部飲まれてしまいました。ザ!ブルキナ!

1000人くらい集まってたんじゃないかと思われる。


日本でイベントをやる時は、どうやって人を動員しようは頭を悩ませてたけど、ブルキナだと全く気にする必要はありません!イベントの動員に頭を悩ませているそこのあなた!
ぜひブルキナにいらしてください。

今回の衛生啓発は単発的なもので、子どもたちにどう効果があったのかは、良く分からないけど、いつも学校で先生と一緒になって行う衛生啓発とは違い、「子どもと私」で話すことができたのは、私にとって大きな収穫でした。やっぱり、先生の力ってすごい。子どもを導くというか、黙らすというか、私が話していても、最初、子どもたちは全然話を聞いてくれようとしなかったり、フランス語が伝わらなかったり。でも、回数を重ねるうちに子どもたちに聞いてもらえる、楽しんでもらえるコツが分かってきたりして、気付きのあるイベントになりました。

そして、フランス人とのコミュニケーションがとても大変でした。フランス語、全然聞き取れません。ブルキナベの喋るフランス語は分かるのに・・・・。


えだまめ

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