2015年11月30日月曜日

ブルキナファソで選挙。


ボンジュール。

さて、本日ブルキナファソは選挙の日です!
本来であれば10月11日に行われる予定だった選挙が、クーデータ未遂のため延期、やっとの開催、そしてこの選挙はコンパオレ前大統領の27年間の長期政権後、初の選挙なので、国民にとってとても特別なものなのです。

昨日までの選挙キャンペーン期間中は、町中にポスターが貼られ、街頭演説が行われ、町中が選挙ムードでした。夜になるとガンガンにミュージックをかけながら踊る若者・そこで何かを演説する若者。娯楽の少ないブルキナファソでは選挙もお祭りみたいな感じがあります。






色々な選挙ポスターがある中で、『全ての子どもに教育を』『1日3回の食事』というような言葉を大々的に打ち出すところが、ブルキナファソの現状を伝えていました。
日本では当たり前のことがやっぱりブルキナファソでは当たり前ではないんだなと改めて実感します。





ちなみに今回の選挙ではなんと14人もの人が出馬。その中でもコンパオレ政権下で失脚したロシュ・カボレ元首相(MPP)や、経済の専門家で反政府デモを支持したゼフィリン・ディアブル元蔵相(UPC)が有力候補とされているらしい。

私のこれから働く予定のNGOの代表はUPC党でゼフェリン・ディアブル氏を応援しているそう。

暫定結果の発表は明日で、過半数を得票した候補がいなければ上位2人による決選投票が後日実施される予定とのことですが、今回はどうか平穏に民主的に選挙が終わってくれますように。

そんな中、私はというとJICAから外出禁止・自宅待機の指令が出ているため、一日中家にいました。日本から送ってもらってチラシ寿司のもとを使ってご飯をつくったら美味しすぎて、1.5合を一人で食べきってしまいました。帰国前のダイエット中のはずが・・・・。

明日からダイエット。



えだまめ。

2015年11月5日木曜日

1年寄り道してブルキナファソで営業ウーマンになります!



ボンジュール!ブログを書かずに、早3ヶ月。

私はブログを書くことがあまり得意ではないようです。

さて、この3ヶ月、ブルキナファソは結構大変なことになっていました。

クーデーターが起こって、一時はJICAボランティアの日本退避も決定したのですが、空港の閉鎖やらなんやらで、4回も飛行機がキャンセルになっている間、情勢は落ち着き、帰国はなくなりました。良かった良かった。

そして、帰国日が近づいてきて、帰国便も決まりました。
1月5日にブルキナファソを出発し、1月7日に日本に到着します!
日本!楽しみすぎるー!最近、日本に帰ることが待ちきれずに、毎晩日本食を食べる夢を見ます。朝起きたら、お母さんが美味しい朝ご飯を作ってくれていて、本当に目覚めたらやっぱり私はまだブルキナファソにいたのだ。と悲しくなります。

そんなホームシックな最近ですが、ブルキナを去ることに全くさみしさはありません。というのも、私は、またブルキナファソに帰ってくることにしました。

1月7日に日本に着きますが、2月中旬頃には再びブルキナファソに戻って1年程働きます。

現在の身分はJICAのボランティアですが、今度は個人的にこの国で働きます。

というのも以前から何度かブログでも紹介していた、シアバターや石けんを作っているブルキナファソの小さなNGOが、お給料を出して私を雇ってくれることになったのです。私の役目はシアバター関連商品の販路開拓!というわけで、ブルキナファソで営業ウーマンになります!笑


最近リニューアルした石けんのパッケージ。


このNGOで働くことは、結構前から何となく誘われていたのですが、「お給料を払うから」というNGOの代表の一言が決め手になりました。

一般的に、ブルキナファソの人達にとって私たち白人(私もこの国では白人扱い)は支援をしてくれる人で、というかわざわざ雇わなくても白人なら支援してくれるという感覚を持っているような気がします。
そんな中で、私にお給料を払ってまで一緒に働きたいと言ってくれた覚悟と、それだけ私のことをかってくれていて、期待をしてくれているということがすごく嬉しかったのです。そして、人に投資していこうというビジネス感覚も素晴らしいなぁーと思いました。

ブルキナファソでは多くの小さなNGOが乱立しています。日本ではNGOというと、誰かのために何かしたい社会的目的のある人がNGOを運営しているイメージがありますが、ここブルキナファソでは、NGOを立ち上げれば、先進国からの支援が入り、自分達にお金が入ると思って立ち上げる人がかなり多いように思えます。(それで発展していくならそれもそんなに悪いことではないと、私は思いますが。)

今、私が働こうとしているNGOは村の人びとや村の発展のために、力を尽くしているNGOだと感じています。そんな人たちに出会えたこと、特にNGOの代表、心から嬉しく思っています。

これまでは基本的には保健省配属で学校巡回しての衛生啓発がメインの活動で、JICAの縛りもあったので、ここのNGOでの活動は片手間でしか取り組めなかったので、あと1年ここで働いて、このシアバターと石けんの販売を軌道にのせたいと思っています。


シアバターはこうやって女性達の手で手間暇かけてつくられます。

101人の女性達がシアバターの生産に関わってくれていて,商品の売り上げは女性の収入向上に直結します。


これを決める時、少しだけ迷いました。というのも、私は帰国したあと大学院に進もうとしていたからです。協力隊にくる何年か前から私のキャリアプランの?ようなものはずっと出来上がっていて、大学院に進学することは決定でした。だって、もうそんなに若くないのだし、ちょっと急がなきゃと思ったり・・・

でもそんな時友人の「まーあと1年遅くなっても若くないことには変わりないよね。笑」という言葉が後押ししてくれました。

ほんと、よく考えれば、大学院いくのは1年遅くなったって、もうそんなに若くないことには変わりないし、「新卒」みたいな肩書もなければ、若さを買ってもらえる年でもない。笑

個人的にブルキナファソに来ることを考えると、これまでJICAボランティアで完全に守られていたことがなくなるので、病気のこととか、安全のこととか、お金の面とか少しの不安もあるのですが、それよりも、ドキドキとわくわくでいっぱいです。

ここでの仕事は、自分の一生の仕事にしたいとか思っているわけじゃないし、このNGOでずっと働くつもりもない。だからこのNGOでの仕事はきっと今後のキャリアとして評価されることはないし、お金もマイナスにしかならないないけど、自分はきっとこの1年ワクワクする毎日を過ごすことができるはずだし、自分の力になると思う。

というわけで、あと1年寄り道してブルキナファソで営業ウーマンになります!

ヘビにまかれたりしながらも私は元気です!




えだまめ